| マルドゥック・スクランブル |
|
| 著者 漢字が見つからずに検索しなければならない 冲方丁
個人的に冲方丁の書く文章は非常に重厚で丹念に煮込まれたおいしいシチューのような印象を持っています。 ストーリーそのものよりも非常に優れた文章能力。 そんな冲方丁が本当に上質なストーリをつむいだらどうなるか。 これはもうよだれものです。 圧縮、燃焼、排気の全三巻 全ての旨味を飲み込んで圧縮し、 一気に燃焼、一気に加速 排気されたのは残りかすではなくそれそのものが生産された事象である。
とくにメイン部分となっているカジノがすごい。 ぐいぐい引き寄せられます。 途中で読むのをやめる? そんな選択肢はどこにもありません。 終わりを見るまで読むことをとめることができるはずがありません。 とにかくハイパワーにハイスペック。 火薬の爆発力の比ではないです。
冲方丁の文章はその重厚さゆえに込み軽さを含みにくい印象だったのですがむしろそのハードさを逆手に取ったコミカルさでささやかな清涼感をうみだして適度に緩急をつけているのは見事。
本気でお勧めできる本。 読め!
| |
|
11月2日(水)02:18 | コメント(0) | 本のお話 | 管理
|